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なぜ、地球生命体が、ホモキラリティーの形を取るかの理由が分かる

ホモキラリティー

僕たち地球生命体は、鏡の一方側の存在です。これがホモキラリティーです。

なぜ、僕たちが鏡の一方の存在か、は、地球最初のたった一つの生命体の共通祖先細胞が、共通祖先細胞自身と、共通祖先細胞を鏡に映した鏡像反転ちゃん細胞との1:1の双子だったのですが、鏡像反転ちゃん細胞系列側は地球生命誕生に失敗したから、です。

ホモキラリティは謎ではないです。自分を鏡に映した鏡像反転ちゃんの系列は地球生命誕生に失敗したので、鏡像反転材料を作る仕組みごと、全部、地球から消えた関係にあるからです。

だから僕たちには、生体材料の分子レベルから臓器レベルまで、全ての鏡像反転体が欠損しています。

自分のタンパク質が左手L型アミノ酸だけでできているのは、21世紀の分子生物学の教科書の記載通りです。

ヴォートの記載を引用します。

分子生物学のイロハと言ってもよいです。

鏡の現実側の生体材料は、自分の細胞内に装填され、 鏡の中の鏡像反転生体材料は、自分を鏡に映した鏡像反転ちゃんの細胞内に装填されています。

次の図は、心臓の模式図です。Wikiから引用します。

たぶん、鋭い人は小学生の段階で、遅くとも大学生の段階で気がつくと思う。

自分の体の中には心臓は一つしかなく、あるはずの鏡像反転心臓がない。

なぜ、自分の体内に鏡像反転心臓がないか、は、鏡像反転心臓は、僕たちの心臓の主成分である左手L型アミノ酸が連結したタンパク質を鏡に映した、右手D型アミノ酸が連結した鏡像反転タンパク質で、できているから。

左手L型アミノ酸が連結したタンパク質は、鏡の現実側の自分の体内で合成され、

右手D型アミノ酸が連結した鏡像反転タンパク質は、鏡の中の世界で、自分を鏡に映した鏡像反転ちゃんの体内だけで合成されるから。

僕たちは、鏡の中の世界に踏み込めないので、左手L型アミノ酸を鏡像反転させた右手D型アミノ酸を作れませんし、右手D型アミノ酸が連結した鏡像反転タンパク質を合成できないです。

DNAやRNAも同様です。

DNAの右巻き左巻きを決定する、らせんユニットのデオキシリボースには、手袋や靴みたいに、本当は左右一対があるはずです。

でもあらゆる地球生命体のデオキシリボースは、右巻き専用右手D型で、例外がないです。

デオキシリボースが、右巻き専用右手D型だから、あらゆる地球生命体のDNAは右巻きになります。

ちなみに、現在地球で観測される左巻きDNAは、右巻き体が逆に捻れた異常体です。デオキシリボースを調べると、右巻き専用右手D型で、例外がないです。

なぜ、例外がないか、は、一つの細胞内で左右が混じると、らせんが壊れるから、です。

同様に、RNAのリボースも右巻き専用右手D型です。これも例外がないです。

例外がないのが、地球生命体の最大の特徴の一つでもあります。

なぜ、DNAが右巻きか、は、地球最初の生命体の、たった一つの共通祖先に、DNAのらせんユニットであるデオキシリボースの右巻き専用右手D型だけを生成する回路だけが搭載されているから、です。

同様に、なぜ、タンパク質を形成するアミノ酸が左手L型か、は、地球最初の生命体の、たった一つの共通祖先に、左手L型アミノ酸生成回路だけが搭載されているから、です。

なぜ、全ての地球生命体が、鏡の一方の存在の、ホモキラリティーの形を取るのか、は、全ての地球生命体が、たった一つの地球最初の生命体の共通祖先のコピー体だから、です。

地球生命体が、たった一つの地球最初の生命体の共通祖先のコピー体なのは、地球全体で食物連鎖が成立することから分かると思う。

このように、地球生命体の体系を、たった、一つから始まると考えるのが生命の単一起源説です。21世紀の分子生物学の標準理論といってもよいです。

地球生命体が一つから始まることは、地球生命体の家系図である系統樹が全体で一本であることから分かります。

もし、地球生命体が独立して2つから始まったなら、系統樹は全体で2本になります。n個から始まったなら、系統樹はn本になります。

高校の教科書か副読本には、1本の系統樹が載っているはず。これは、全世界が、生命の単一起源説を受け入れたことを示しています。

弁理士 平野 泰弘
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